- ホーム
- AI開発者向けツール
- Encord

Encord
ウェブサイトを開く-
ツール紹介:コンピュータービジョン向けデータプラットフォーム。アノテーション、精査・品質検証・評価で本番AIを素早く展開。
-
登録日:2025-10-28
-
ソーシャルメディアとメール:
ツール情報
Encord AIとは?
Encord AIは、先進的なコンピュータビジョンチームのためのデータプラットフォームで、モデル開発に必要なデータライフサイクルを一元管理できる環境を提供します。画像・動画を対象にしたデータラベリングとワークフロー管理を効率化し、データのクリーニングやキュレーション、アノテーション品質の検証、モデル評価までを一つの流れで実行可能です。チームはプロジェクトのルールや品質基準を定義し、ヒューマンとAIの協調でアノテーションを進めながら、誤り検出・修正、難例の抽出、ラベルの一貫性チェックを自動化できます。さらに、学習データの選定やバージョニング、評価指標の可視化を通じて、反復的なモデル改善を加速し、高品質な本番AIの迅速な展開を支援します。データラベリング、ワークフロー管理、ラベル品質検証、モデル評価をつなぐ「データエンジン」としてMLOpsの実務に適した設計が特徴です。
Encord AIの主な機能
- 画像・動画のアノテーション基盤:各種アノテーションタイプに対応し、精度とスピードを両立
- ワークフロー設計とレビュー管理:ルール、ステータス、品質ゲートを用いたプロセス運用
- データクリーニング・データキュレーション:重複除去、難例抽出、サンプリングの最適化
- AI支援アノテーション:自動提案やプリラベリングで作業負荷を軽減
- ラベル品質検証:一貫性チェック、二重ラベリング、指標による品質モニタリング
- モデル評価:データセット別の評価、エラー分析、メトリクス可視化
- データセット管理とバージョニング:再現性の高い実験と継続学習を支援
- 権限・監査ログ:大規模チームでのコラボレーションとガバナンスを両立
- API/SDK・エクスポート:既存のMLパイプラインやクラウド環境とシームレスに連携
- スケール運用:大容量データと多数ユーザーの同時作業に対応しやすい設計
Encord AIの対象ユーザー
コンピュータビジョンに取り組む企業・研究機関のMLエンジニア、データサイエンティスト、アノテーター/QAチーム、MLOps担当者、プロダクトマネージャーに適しています。新規モデル開発、既存モデルの精度改善、継続学習の運用、PoCから本番展開までの一連のプロセスを効率化したいチームに向いており、画像認識・物体検出・セグメンテーション・トラッキングなどのユースケースで、データラベリングからモデル評価までを一体化して進めたい場合に効果を発揮します。
Encord AIの使い方
- データの準備とインポート:画像・動画データをプロジェクトへ取り込み、メタデータを整備します。
- スキーマ設計:ラベル定義、クラス、属性、ルールを設定し、基準を明確化します。
- ワークフロー構築:アサイン、レビュー段階、承認条件、品質ゲートを設計します。
- AI支援の有効化:自動提案や補助機能を設定し、作業効率を高めます。
- アノテーション実施:アノテーターがガイドラインに沿ってラベル付けを行います。
- レビューと品質検証:二重ラベリングや一致率、ルール検証で品質を担保します。
- データキュレーションと再学習:難例や誤りを抽出し、データセットを更新してモデルを再学習します。
- モデル評価とレポート:メトリクスを可視化し、改善点を特定・共有します。必要に応じてエクスポートやAPI連携を実施します。
Encord AIの業界での活用事例
製造では外観検査の欠陥検出に活用され、難例データのキュレーションで歩留まり改善を支援します。小売・物流では棚割り認識やピッキングの物体検出において、品質ゲート付きのラベリングで精度を安定化。医療・ライフサイエンスでは画像解析のアノテーション基準を厳密化し、ラベル品質検証でバイアスや不一致を低減します。モビリティ分野ではシーン理解やトラッキングの評価を一元化し、データ追加とモデル改善の反復を高速化します。
Encord AIの料金プラン
料金体系や無料トライアルの提供状況は契約条件や時期により変動するため、導入の検討時には公式情報で最新の内容を確認することを推奨します。用途やチーム規模に応じて見積もりやプランが案内されるケースが一般的です。
Encord AIのメリットとデメリット
メリット:
- データラベリングからモデル評価までを一体化し、反復的な改善を加速
- ワークフローと品質ゲートにより、ラベルの一貫性と再現性を確保
- データキュレーションで難例を優先収集し、効率的に性能向上
- API/SDK・エクスポートにより既存パイプラインへ統合しやすい
- 権限・監査ログにより、チームのガバナンスとコンプライアンスに配慮
デメリット:
- 高機能ゆえに初期設定やワークフロー設計に学習コストが発生
- 既存プロセスとの整合やガイドライン策定に時間を要する場合がある
- 大容量データの取り扱いでは、転送・保管の運用設計が必要
- 特殊なアノテーション要件では追加のカスタマイズが求められる可能性
- チーム規模や利用量に応じてコストが増加しやすい
Encord AIに関するよくある質問
-
質問:どのようなデータに対応していますか?
主に画像・動画のコンピュータビジョンデータを対象に、一般的な形式に対応します。プロジェクト要件に合わせた対応可否は公式ドキュメントの最新情報を確認してください。
-
質問:既存のMLパイプラインと連携できますか?
API/SDKやエクスポート機能を通じて学習・推論・評価のパイプラインに統合しやすい設計です。データ版管理とメタデータ連携で再現性を保てます。
-
質問:ラベル品質はどのように担保しますか?
レビュー工程、二重ラベリング、一致率などの指標、ルール検証により品質を継続的に監視し、逸脱を早期に是正します。
-
質問:大規模チームでの運用は可能ですか?
ロール・権限、監査ログ、品質ゲートを組み合わせて、多人数の同時作業や外部委託を含む運用にも適応しやすい構成が取れます。
-
質問:本番運用前のモデル評価にも使えますか?
データセット別のメトリクス可視化やエラー分析を通じて、リリース前の検証と改善ポイントの特定に活用できます。


